
発起人ご挨拶

千葉 望愛(みのり)
早稲田大学ア式蹴球部女子→浦和レッズレディース→ZaragozaCFF→MalagaCFF→CordobaCFF→Deportivo Alaves Gloriosas→CD Spar GranCanaria Femarguin
スペインに渡って6年になりました。
日々多くの刺激を受けながら生活しています。
一時期スペインリーグで1部2部合わせて14人もの日本人選手がプレーしていたのをご存じでしょうか?
サッカーが好き
それだけで日本を飛び出してきた勇気
しかしサッカー界の中ですら知られることはほとんどなく
代表じゃないから?女子だから?日本じゃないから?
代表でキャプテンの熊谷紗希の活躍ですらサッカー関係メディアにやっと取り上げられるくらい
悔しい!
そう思ったのをきっかけに、「どのくらいの影響力があるかわからないけど私がそういった記事を書けばいい!!」
noteなどを使って選手の活躍やインタビュー記事を書くようになりました。
ちょっとずつ気にかけてくれる人や応援してくれる人が増えてきて
ある時、「14人いたら1チームできるね!集まって1つのチームにして試合したら面白そう」
そう言われてすぐやりたい!!と思いました。
日本で試合することによって、試合を見たくても見られない家族・ファンの方に見てもらえる。
日本にいる選手たちが海外で実際にプレーする日本人選手を見ることで、こんなにもプレーしている選手がいるのかと知るきっかけになり、海外でのプレーを志す選手が増えるかもしれない。
そして選手のキャリアの一つとして「海外移籍」という選択ができるようになるかもしれないと思いました。
私も日本にいた時、海外の情報や試合を見たくても見つけられない、日本語がないことがあり、どこにリーグが存在するのかも知りませんでした。
2021年初のプロリーグ.WEリーグが出来ました
WEリーグでのプロ選手を目指せるようになったと同時に、海外でプロ選手を目指せるという、どちらもあたりまえに選択ができるようになってほしいと思っています。
実行委員長 寺田美穂子

ベガルタ仙台レディース通訳
(2014~2017)
2014年から2017年までベガルタ仙台レディースで通訳をやっておりました仙台在住の寺田と申します(アーセナルのケイトリン・フォード選手、ブリスベン・ロアーのカトリーナ・ゴリー選手、米国ウェイクフォレスト大学アシスタントコーチのブリトニー・キャメロン氏)。2011年の東日本大震災後は主に宮城県の石巻でボランティアしておりました。
最初の7年間はテイラーアンダーソンさんという24歳で亡くなった英語教師のご遺族が立ち上げたNPOをやっていて今は、伊達政宗の慶長遣欧使節に由来するハポン・ハセクラ後援会を運営しています。3年前は、ラ・リーガ様ご協力の下、コバルトーレ女川のU14男子をスペインに連れて行ってベティスなどと試合をしてきました。詳しくは、こちらをご覧ください。
今回の大会の発起人である千葉望愛選手とはオンラインで2年ぐらい前からつながっていました。彼女の発信力を見ていて素敵な熱い人なんだろうなと思っていたのですが本当にチャリティーマッチを実現させて今年の7月にコロナ禍の中、欧州でプレーしてる選手たちを石巻に連れてきてくれたことに大変感動しました。実際に3日間を一緒に過ごしてお話しし、これはもう絶対何かやりたいと思い女川での試合開催を提案させていただきました。
女川はもっとも人口減少率が大きく震災前は1万人だったのが今では6000人ほどです。しかし、40代の町長を中心にサッカーで交流人口を増やす取り組みを積極的に行っていて、街もとてもきれいに生まれ変わっています。10年ひと区切り感のある中、今年新設される女川スタジアムで女子欧州組集結マッチをできたら、元気な女川を全国に発信できると思います。
その上で、WEリーグが秋春制になりましたし、せっかくなので女子サッカー選手が海外を行き来しやすくなる環境を整えられたらと思います。試合は動画配信し、WEリーグ、なでしこ1部2部の全クラブに見てもらえるようにします。なでしこの選手を追いかける立場にある選手達が積極的に海外に出ていくことができ、また成長をきちんと見てもらえて、戻りたいときに戻ってこられる環境を整えたいと思っています。
女子サッカー界の未来のため、メンバー一丸となって多くの方とともに実現させ、毎年のシーズンオフの恒例行事にしていきたいと思います。なにとぞよろしくお願いいたします。